和歌山で活躍するASEANな人：和歌山県立医科大学で博士号を取得　Melissa Alcantaraさん Vol.1

Melissa（メリッサ）さんってこんな人

和歌山在住５年目、フィリピン出身の留学生。

和歌山県立医科大学で博士号を取得。マウスの遺伝子制御に関する研究をしています。 旅行、食べること、と料理に大興味があります。週末の時、和歌山のカフェ巡りをしたり、和歌山の自然を楽しんだり、和歌山での生活を満喫するように過ごしています。

はじめまして、本日は、よろしくお願いします。

七海さんからのご紹介で、同じ研究室にいたとお聞きしてきました。なぜ、日本に留学したのか、さらに、和歌山に来た理由などをお聞きしたいです！

はい、よろしくお願いします！

和歌山県立医科大学に在籍し、５年目を迎えます。ただ、医療従事者としての道を進むためではなく、元々、フィリピンの大学で生物の研究をしていて、その延長で和歌山医大に留学することになりました。

フィリピンの母校、ディリマン大学（https://upd.edu.ph/）では、ホルモンの研究をしていました。もともと持病があり、その原因に興味を持ったからという理由で研究をはじめました。

きっかけとなったのは、フィリピンとの交流があった山田先生がディリマン大学主催の学会に来られていて、とてもおもしろそうな研究をしているなと思い、和歌山医大に留学することになりました。

日本に留学しようという強い思いがあったというよりも、研究室に導かれて、いきなり和歌山の地に留学することになったんですね！

慣れない土地に来て、困ったことなどはありませんでしたか？

私は、シティガールなので（笑）初めての田舎、自然豊かな土地に来られてとてもうれしかったです。

ただ、和歌山医大は、留学生の数はあまり多くなく、情報が少なかったので、頼れる人があまりいませんでした。

市役所や銀行の手続きも、日本語がほとんどわからないなか、自力で進めないといけませんでした。

ええ、そんなに大変なことを自分でやらないといけないんですね。

和歌山医大は留学生用の寮もないので、家探しなんかにも苦労しそうですよね。

はじめのうちは、生活をするにも一苦労でしたが、国際交流センターで毎週日本語を勉強することになり、そこでたくさんの友人ができました。

一緒に県内を旅行をするなど、とても楽しい思い出ができました。

特に、那智滝がとても思い出に残っています。

真夏の朝からハイキングに行って、 滝に着くと涼しくなって、神様に恵まれている気がしました。本当に綺麗で、 自分は小さな存在だと感じられて、「やっぱり、自然はすごいな！」と思いました……！

那智滝、何度行っても感動しますよね。

ちなみに、国際交流センターは、わたしも高校生の時に何度かお邪魔して、留学生や和歌山県に住む外国人の方と交流していました！

まずは、あそこに行けばなんとかなるということですね（笑）

ちなみに、そこで出会った彼氏と結婚することになりました！

和歌山には、本当に運命が落ちていますね……。

博士号も彼氏も、和歌山ですべてを手に入れたんですね、かっこいい…..！