わっと!な旅コラム

わっとな旅コラム:マレーシア / タワウ in日本語教室

高野 麻由

今回の旅コラム

書き手:高野 麻由

出身:和歌山県和歌山市

職業:フリーライター

(写真:カカさん、友人、わたし、ディラちゃん)

皆さん、はじめまして。

このたび「和歌山ASEAN情報局 – わっと -」で、ライター活動をはじめた高野麻由です。国内でだけなく、ASEANをはじめアジア旅にハマり、気が向くままに旅をしています。

記念すべき最初の旅コラムは、ご縁があり【マレーシア・タワウ】で開講された日本語教室で、講師として授業したエピソードをお話しようと思います。

マレーシア・タワウってどんな街?

マレーシア・タワウ」と聞いても、いまいちピンと来ない方も多いのではないでしょうか。

それもそのはず、マレーシアは2つの領土に分かれており、ここタワウはボルネオ島内にある街。

ボルネオ島に訪れる方の多くは、1番大きな都市・コタキナバルで観光スポット巡り、マングローブ・クルージングツアーなど自然を楽しむ旅スタイルが定番。

和歌山出身ということもあり、山・川・海といった自然がだいすきなわたしは、マレーシアに訪れる際『大都会・クアラルンプール』ではなく、決まってここ『ボルネオ島』を選んでいましたが、タワウを訪れたのは今回がはじめて。

タワウはコタキナバルやサンダカンに続く3番目に大きな都市ではありますが、定番観光スポットは少なく「ザ・田舎町」というイメージ。海に面した漁業街・タワウは、自然に囲まれた和歌山の有田や湯浅とどこか似ています。

授業のテーマは〜和の心を伝える〜

友人と2人で渡航し、タワウ滞在はたった1日!授業を終え、翌日には飛行機で帰国する弾丸旅のスタート。

タワウで初めて開講された日本語教室は、あっという間に口コミで広がり「日本語が学びたい!」「日本がだいすき!」という方がたくさん参加していました。

立ち上げたのは、現地でフリーデザイナー・起業家として活動しているkii君と世界を駆け巡る動画クリエリター・不破弘貴くん。マレーシア×日本と国籍が異なる2人が会社・プロジェクトを立ち上げ、2つの国を繋ぐ【日本語教室】を開講したのです。

わたしが訪れた日は、10名の生徒が集まってくれて、せっかくなので「和の心を伝えよう」と書道をすることに。

当時の日本は2月と真冬でしたが、タワウは真夏。日本の夏が感じる浴衣を着て登場すると、みんなが「カワイイ〜!」とたくさん褒めてくれて、とっても上機嫌(単純!笑)で授業をスタート。

感無量!生徒たちの日本愛の強さ…

書道のやり方をレクチャーすると、見慣れない筆と墨を使いつつ、力のさじ加減で文字に動きが出る楽しさにハマり、みんなが笑顔で取り組んでくれる姿にほっこり。

実が授業中、わたしも生徒たちもほぼ通訳を使わず、生徒たちのコミュニケーション力やジェスチャーだけで想いが伝わっていました。

「学んだことを実践する」授業で学んだ日本語を話し、分からなかったら携帯で調べて、必死に想いを伝えようとしてくれる……みんなの日本愛の強さが伝わり、終始ウルウル!

好きな言葉に意味を込めて

書道の授業を通じて、日本の和の心や文化についてレクチャーし、言葉に込められた意味についてお話しました。

たくさん練習した後、各々が1番好きな日本語を色紙に書き記念写真。しあわせを願い「幸福」にしたり、偏見や差別のない「自由」を願う生徒など、言葉に込められた意味をしっかりと考え、カタチに残す大切さを共有しました。

授業を終え、雑談をしながらビックリしたことは「どうやったら日本で働けるの?」「どんな仕事ができるかな?」「子連れでも渡航できるの?」など、日本でもっと学びを深めたい!という目標や夢がハッキリしていたこと。

生徒たちにとって、日本は決して遠い国ではなく、夢が詰まった存在。こうして旅をしながら「日本の〇〇が好き!」と声をかけてくれる方がたくさんいます。

「日本アニメが好きで、面白くて日本語を独学で勉強した」など、きっかけは人それぞれですが、いつもいつも温かい気持ちになります。

旅をしながら、こうしたご縁で新しい地を訪ねて、出会いに恵まれる日々……これこそ旅の醍醐味だ!と、再びわたしは旅に出るのです。

あとがき

訪れたのは2018年2月……あれから3年が経ち、現在2021年は生徒数の減少や講師が不在となってしまい、継続が難しく閉校となってしまいました。

またいつかタワウを訪れ、生徒たちと楽しい授業ができる日を胸に、旅に出る日を今か今かと楽しみにしています。

あまりにも楽しかった時間はあっという間に過ぎ、この後帰国する飛行機に乗り遅れてしまい、マレーシアを出国したのに航空券を持たない空港難民となってしまったわたし達。

大ハプニング真っ只中、焦る気持ちを抑えるためスターバックスでドリンクを買い、海外あるある「カップに名前」を書いてくれたイラストに癒されたのはここだけの話。

投稿者プロフィール

髙野 麻由
髙野 麻由
和歌山県和歌山市出身のフリーライター。アジア旅にハマり、国際移住や宗教、文化などに興味を持つ。特に好きな国はインド。将来の夢は、和歌山×アジアの2拠点で活動するグローバルライター!
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髙野 麻由
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和歌山県和歌山市出身のフリーライター。アジア旅にハマり、国際移住や宗教、文化などに興味を持つ。特に好きな国はインド。将来の夢は、和歌山×アジアの2拠点で活動するグローバルライター!