インドネシア

【2023】「多様な視点からみる現代東南アジア」JICA海外協力隊 織田芳孝さん

こんにちは。わっと編集部の高野です。

わっと×和歌山大学で開催している【多様な視点からみる現代東南アジア】

今週は第3回目、織田芳孝さんの講義レポートをお届けします。

海外に興味を持つきっかけは突然やってくる……!

大学卒業後、JICA海外協力隊としてスリランカやインドネシアに派遣され、現在はフォトグラファーとして活動する織田さん。

スリランカではサッカーの講師、インドネシアではデザインを通じた中小企業支援を行っていました。

海外に携わりながらお仕事をされていたので元々海外に興味があったのかと思いきや、大学生時代の織田さんは「日本で十分!」とあまり興味がなかったのだそう。

そんなある日、JICA海外協力隊の電車広告が目に入り、さまざまな職種で海外派遣ができることを知ります。

そして自身が好きなサッカーに携わる職種項目を見つけ「サッカーで海外に行ける!?面白そう!」とJICA海外協力隊の一員としてスリランカに派遣されることに。

皆さんにとっても、ひょんなことがきっかけで「海外に行きたい!住みたい!働きたい!」というタイミングがあるかもしれません。

インドネシアではデザインのお仕事に勤務

スリランカから帰国後、国内メーカーに勤務し、デザイン・撮影・企画・ECなどを担当。

その後、再びJICA海外協力隊としてインドネシアに派遣され、国内で培った経験を現地で活かすためデザインのお仕事に勤務していました。

織田さんは現地の方と一緒に働く中で、“互いを知る”ことの重要性について話してくれました。

同じ釜のご飯を食べ、同じ目線で物事を見ること、民族や宗教のことを理解することでより人と人を繋ぐ大切さを学んだそうです。

今学生たちは東南アジアをどう見ているのか…?

織田さんは講義中、積極的に生徒に質問を投げかけ、今生徒たちが東南アジアをどう見ているのか生の声を聞く場面も!

海外に行ったことがないという方が多く、今回の講義をきっかけに海外に興味を持つ方が増えると嬉しいです。

頻繁に質問にあがる語学力については、英語や中国語を身につける方が多い中、織田さんはシンハラ語(スリランカの公用語の一つ)・インドネシア語を取得しています。

希少な語学力は今後役に立つ機会がありますし、自分の武器にもなります。

企業ではなくフリーランスとして活動しているため、自身のアピールポイントとして強みになるとのアドバイスも。

生き方は自分で選択するもの

織田さんは自身の経験を踏まえて“魚ではなく釣竿を(今日の魚=モノではなく、明日のための釣竿=技術を持つこと)”ということを教えてくれました。

生き方は自分で選択するもの!また、いくつかの選択肢を持つことで、より視野が広がり新しい道に進むきっかけになることも……!

【多様な視点からみる現代東南アジア】では、さまざまなきっかけで東南アジアに携わる方の講義が聞けるので、いい刺激になるのではないでしょうか。

ぜひ興味があるモノやコトに目を向けてみてください。

投稿者プロフィール

高野 麻由
高野 麻由
和歌山県和歌山市出身のフリーランスライター。大のアジア旅好きで、特に好きな国はインド。将来の夢は、和歌山×アジアの2拠点で活動するグローバルライター!
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高野 麻由
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