菊庵さんってこんな人
福祉関係の大学時代にインドネシアのバリ島にある孤児院でのプログラムに参加。その際、様々な施設をもっと見て回りたいと感じる。その後国際ボランティアNGO「NICE」に参加し、国内のボランティア及び、ベトナムで枯葉剤の影響を受けた子どもたちが入所する施設で活動。
現在は結婚を機に和歌山に移住し、「和歌山で自分に出来る国際協力を」をモットーにママを中心に和歌山でフェアトレードを広める団体AMAYAKA(W)に所属している。
初めての海外は修学旅行でのシンガポール
ーー今回はよろしくお願いします!まずは初めてのASEAN国との出会いについてございますか?
よろしくお願いします!初めての海外は、高校時代の修学旅行でシンガポールでした。でも今は国際協力など大好きですが、当時はシンガポールに行きたくなかったです!(笑)話は中学時代にさかのぼるのですが、英語の発音などで笑われた経験があって…英語が大っ嫌いになってしまったんです。シンガポールも英語圏ですし、そもそも外国に行くということ当時は全然興味がなく、憂鬱で仕方なかったですね。
ーーそうなんですね!てっきり英語が好きなのかと思っていました。でも実際にシンガポールに行ってみてどう感じましたか?
とても楽しかったですし、実際に行ってよかったです!初めてのパスポートに飛行機、そしてこれまで自分が知らなかった文化圏やお食事や生活に出会うことはとても刺激的でした。また当時日本で聞くシンガポールは、「ガムの持ち込み禁止」とか「街にゴミが一つも落ちていない」などのイメージが強かったのですが、実際に行ってみると結構汚かったです。エスカレーターがめちゃくちゃ早いとか、ほんと些細なことですが、新しい発見ばかりでとても楽しかった記憶があります。
大学進学、就職内定後にインドネシアの孤児院へ
ーー確かに初めて訪れる国は何を見ても刺激になりますよね。高校卒業後はどうされたのですか?
高校でも福祉を勉強していたこともあり、大学でも福祉を専攻しました。大学時代は勉学のほかには国内旅行などはしていましたが、海外には全然行ってなかったです。
大学4年生で就職が決まった後、時間ができたので、何かにチャレンジしたいなぁと考えていました。その時に就職支援課で地球の歩き方が主催するツアーがあり、インドネシアのバリ島でのプログラムに参加しました。
内容はバリ島での孤児院施設に行くというものでした。
単純に行ったことない国で面白そうに感じたこともありますし、卒業までの時間を日本で変わらず過ごすよりも、何か学びになるのではと感じたことからも選択をしました。
--バリ島での孤児院ではどのようなことをされていたのですか?
現地では、主に子どもたちのお世話をしていました。一緒に遊んだり、ご飯を食べたり、民族衣装を着て踊りを踊ったり、孤児院での生活を一緒に体験し、逆にたくさん学ばせていただきました。
写真にあるように、笑顔が素敵なカワイイ子たちばかりでしたよ!
また施設では子どもたちが施設の増築をしたり、家畜のお世話をしたりしていて驚きました。
--そのプログラムを通じて学びや感じたことなどございますか?
単純に今回自分が知らない土地や知らない現状を目の当たりにして、もっと様々な国や施設を見て回りたいと思いました。日本に戻り障害者施設で働くということが決まっていたということもあり、すぐに休学して飛び立つことはできませんでしたが、いつか機会があれば貢献したいという気持ちは強くなりました。
でもそれまでは学校で福祉・介護を学んだだけなので、一度日本でしっかりと業界で働いて、知識を付けて、お金をしっかりと貯めて、将来機会があれば世界の色々な施設に行ってみたいと思うように感じたのは間違いなくこのプログラムを通してだったなと思います。
その後日本に戻り、4年程障害者施設で勤務した後、国際ボランティア団体でのプログラムに参加をしました。
■英語が苦手だった菊庵さんが、福祉を通じてチャレンジしたインドネシア・バリ島の孤児院へ。次回vol.2では就職し専門知識を培い、ボランティアプログラムでベトナムの障害者施設へ行ったお話しなどをお届けします。→vol.2
菊庵 愛(1985年8月17日生まれ)
福祉関係の大学時代にインドネシアのバリ島にある孤児院でのプログラムに参加。その際、様々な施設をもっと見て回りたいと感じる。その後国際ボランティアNGO「NICE」に参加し、国内のボランティア及び、ベトナムで枯葉剤の影響を受けた子どもたちが入所する施設で活動。現在は結婚を機に和歌山に移住し、「和歌山で自分に出来る国際協力を」をモットーにママを中心に和歌山でフェアトレードを広める団体AMAYAKA(W)に所属している。
投稿者プロフィール
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和歌山ASEAN情報局 -わっと!- 編集長
和歌山県海南市出身。ミャンマー・ヤンゴンに駐在歴あり。
和歌山の人にもっとASEANを、ASEANの人にもっと和歌山を身近にするための情報サイトを作りたいと、この「わっと!」を立ち上げる。
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