ASEANに関する和歌山な人：「旅人が集まる場所を和歌山につくりたい」　關風我さん Vol.1

關風我（せき・ふうが）さんってこんな人

旅人と言う職業を作りたい”旅人”。高校の進路希望調査で”旅人”と書いて提出。卒業後、オーストラリアに競馬留学。その後バックパッカーとなり、旅人に。タイの島に滞在しスキューバダイビングプロライセンス取得したり、インド1ヶ月放浪旅したり。現在は旅人が旅をしながら働ける場所を創る為に活動中。旅人喫茶、旅人居酒屋を経営中。愛知県出身、和歌山市在住。

こんにちは、本日はよろしくお願いします。

すごい、オープンする前から、構想は聞いていましたが、こんなに素敵なお店になったんですね……！

今日は、これまでの旅についてと、今後、旅人という軸で、お店を運営していくということについて、いろいろお聞きできればと思っています。

よろしくお願いします！

まず、僕の経歴から簡単にお話しすると、子どもの頃から、世界を駆け巡って生きていきたいという気持ちが強くありました。

その夢を叶えるために、いろんな場所に行ったり、人に会ったり、挑戦をしたりと様々な選択をしてきました。

元々は、世界中で活躍できるよう、競馬の騎手やボートレーサーを目指していた時期もあったとか。

でも、結果、お店をオープンすることになりましたよね。ただ、旅人であることと、お店を持つことって、両立が難しい気がしたのですが……。

どこでも働けるという選択をするなら、エンジニアとかの職種が適しているイメージです。

そうですね。ただ、僕は意外とビビリなので、ちゃんと計算されているんですよ。

まず、和歌山は家賃が高くないこと、かつ、お店が店舗兼住居なこと、僕がいなくても、旅人が来たときに、コーヒーやお酒がいれられたら、間借り営業をしてもらえること。

僕はお店を任せている間に旅に出られるし、旅人はコーヒー屋さんとしての仕事にもなる。

さらに、地域の人には、変わる代わるやってくる、いろんな旅人の話、毎回変わるコーヒーの味を楽しんでもらうことができます。

旅人にとっても、僕自身にとっても、さらに地域の人にとっても、おもしろい場所を目指していけるんじゃないかなと思っています。

旅をするっていうと、一人で海外旅行に行かなきゃいけないとか、どこか遠くに場所に行くということを想像しがちですが、僕は、家から一歩出たらいつも新しい旅が待っていると思っています。

大きなリュックを背負って、世界中に飛び回る、そんなイメージですね。

でも、実は、毎日朝起きて、家を出たら、昨日とは違う場所、経験が待っています。

世界中からやってくる旅人はもちろん、ご近所の方にも、日常にある旅として、このお店に来てほしいなと思っています。

おじいちゃん、おばあちゃん、学生、保育園児、営業で町を歩いている方など、老若男女、いろんな人が前を通ります。

そんなときに、気になってたけど、ここはなんなんだろうという気持ちで、ふとお店の扉を開けて旅に出てもらえる、そんな場所になれるよう頑張っていきたいです。