タイ

ASEANに関する和歌山な人:タイ 小倉まりな さん vol.2

小倉まりな

まりなさんってこんな人

和歌山大学観光学部在学中。
国際協力学生団体(和歌山ASEANプロジェクト)に所属し、活動を通してASEANに興味を持つ。ASEAN6カ国を訪れ、その中でタイの独特な雰囲気・文化・人等に魅力された。1年間の休学とタイ留学を決意。春からはアジアと関わる会社に就職予定。

和歌山大学観光学部に在学中、なんと卒業目前の4年生を休学してタイに留学をしてしまったまりなさん。彼女を虜にしたタイの魅力と、アジア圏への留学についてお話をうかがいました。

「マイペンライ」に勇気づけられて

−−慣れない国での留学生活、大変なことも多かったと思いますが、印象的なエピソードはありますか?


わたしが好きな言葉で「マイペンライ」というタイ語の口癖のようなものがあります。それは「なんとかなるよ。大丈夫。」というような意味合いなのですが、何度もその言葉に助けられました。

例えば、留学中には、様々なハプニングがつきものです。留学6ヶ月目くらいの頃、とある目的地に移動するために乗合バスに乗車したのですが、伝えていた目的地よりも遠い場所、しかも何車線もある大きな道路のど真ん中に急に下ろされてしまいました。どうしていいのか分からず、とりあえず近くにいた工事現場のおばさんに覚えたタイ語で声をかけてなんとか助けてもらいました。

全く見ず知らずの土地で、人を頼ったり、いろんな場所に行ってみたり、慣れないことに挑戦できたのも、タイに住む友人がいつも口癖のように言っていた「マイペンライ」という言葉のおかげでした。

タイの人々のこういう考え方や前向きな姿勢から、いろんなことを乗り越える勇気と術を学んだ気がします。

タイの生活あれこれ

--では、もう少し現地での生活の様子をお聞きしてみたいのですが、留学って授業料以外に生活費が結構かかるイメージがあります。実際のところ、食事や生活費などはどんな感じでしたか?

はい、わたしは、初めの4ヶ月は寮生活、そのあとは市内のコンドミニアムに引っ越しました。寮に関しては、食事付きで月1-2万円ほどで滞在することができました。日本と比べると本当に破格ですよね。そして、寮は郊外にあったため、もう少し都市部で人々の生活を見てみたいと思い、市内に引越し。そこでは、一人暮らしをしていました。


--ちなみに、日本人でも家って簡単に借りられるものなんですか?

はい、必要なものはパスポートと数枚の書類のみです。日本でいう物件紹介サイトを介す方法と、現地での交渉等に慣れてくれば直接不動産屋さんに出向いて探す方法があります。こうやって異国の地で家を借りる体験もなかなかできないことなので、せっかくなら寮から出て、思い切って一人暮らしに挑戦してみるのもおすすめです。

ちなみに、家にコンロなどがついている物件の方が珍しく、自炊の習慣はほとんどないので、基本的に外食をしていました。1食100円ほどでおいしいご飯が食べられるので、特にそこは不便は感じませんでした。

--1食100円、それは留学生にはありがたい価格ですね。ちなみに、タイ料理も好きなのですが、日本食が恋しくなりそうです。まりなさんはどうしていましたか?

タイは、特にバンコクまで行けば、ドンキホーテもありますし、丸亀製麺も進出しています。本当に日本食には困らないくらい充実しているので、慌てて日本でたくさん買い込んでこなくてもいいと思います。

こうして日本の食品や雑貨にアクセスしやすいことも、タイ留学をおすすめしたい理由のひとつですね。食事は毎日のことなので、自分に合ったバランスを見つけて、カスタマイズしていくことができる力も長期滞在には必須ですね。

--まりなさんのお話を聞けば聞くほど、想像以上に住みやすそうで、ふらっと半年くらい滞在してみたくなりました。タイ留学というなかなか他では聞けない、珍しいお話を聞けてよかったです!ありがとうございました!

■和歌山大学では珍しいタイ(チェンマイ )への留学をしたまりなさん。なかなか普段は聞くことのできない、現地での様子も詳しくお聞きすることができました。大学卒業後も今後もいろんな国へ羽ばたく彼女の活躍が楽しみです。

小倉まりな
和歌山大学観光学部在学中。
国際協力学生団体(和歌山ASEANプロジェクト)に所属し、活動を通してASEANに興味を持つ。ASEAN6カ国を訪れ、その中でタイの独特な雰囲気・文化・人等に魅力された。1年間の休学とタイ留学を決意。春からはアジアと関わる会社に就職予定。

投稿者プロフィール

東詩歩
東詩歩
京都府宇治市生まれ、和歌山県紀の川市出身。和歌山大学観光学部在学中。わっと!編集者兼ライター。インターン経験やプロジェクトを経て、学生生活の傍ら、フリーの編集者として活動する。シーシャが好き。積読家。