野際 義久(のぎわ よしひさ)さんってこんな人
和歌山県和歌山市出身。
大学卒業後、ノーリツ鋼機株式会社に入社。主に海外営業部にて海外子会社・現地販売店の管理及び営業支援に従事。
その間オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、インドなど延べ12年間海外支店・子会社の責任者として駐在勤務を経験。2015年5月希望退職制度適用により退職後、2016年6月より中小企業庁ワンストップ無料相談窓口「和歌山県よろず支援拠点」コーディネーター。
今回は大学卒業後、和歌山を代表する企業ノーリツ綱機株式会社に入社し、主に海外営業部にて、海外子会社・現地販売店の管理及び営業支援を行い、オーストラリア・ニュージーランド、シンガポール、インドなどに駐在をされていた野際 義久さんにお話を伺いました!(→vol.1はこちら)
vol.2では、シンガポールでの現地の生活について、また現職であるよろず支援拠点でいかに駐在の経験が活きたかについてお話を伺いました。
シンガポールでの生活について
--シンガポールでの生活について
生活としては家族を日本に残し単身赴任をしておりました。平日は仕事ですが、休みの日はお客様や仕事関係の方とゴルフをよくしていました。ゴルフの後は食事を一緒にすることも多かったです。
印象的なのは、とあるエンドユーザーさんがとてもゴルフが好きで、オーストラリアやタイのチェンマイなどにわざわざ飛行機に乗ってゴルフツアーに行ったこともあります!そういう点ではとても充実した生活をしていたと思います(笑)
食事に関しても不自由はほとんどありませんでした。日本食レストランもたくさんありましたし、ローカルフードも美味しかったので!当時食べていたミーゴレン(焼きそば)は今でも食べたいなぁと思います。パクチーは苦手ですが(汗)
また逆に大変だったこともあります。現地では自分で車を運転していましたが、車の購入代がとても高額でした。車の購入権(有料)が必要です。輸入税等諸経費を入れると、日本国内で購入する金額の約3倍程度に上がるイメージです。
--シンガポールをはじめ、駐在をしてみて良かったことは何ですか?
やはり様々な経験ができたことでしょうか。それなりに大きな企業にいましたので、国内業務であれば営業職なら基本は営業職と業務を特化することになったかと思います。
しかし海外の現地責任者として赴任することで、営業の管理やカスタマーサービスを管理して製品の品質を維持・向上をしなければなりません。経理の管理も行いました。これら多岐にわたる仕事は大変でしたが、それはオーストラリア、シンガポール、インドと国は違ってもどこも同じでしたし、今思えば大きな学びになったと感謝しています。
退職後、よろず支援拠点へ
--現職である和歌山県よろず支援拠点について教えてください
和歌山県よろず支援拠点コーディネーターとして週4日勤務しており、県内事業者様の経営相談や、創業予定者の支援等を行っています。
相談に来られる個人やお店さん、中小企業様などの多くは、代表であり、営業であり、さらにカスタマーサービス・経理等と多岐に渡る業務を全てを見る必要がある方々です。上記のように一営業マンとしてではなく、駐在員事務所の代表として経験した過程や心情などが今とても活きていると思います。
最後に
--本日はお忙しい中ありがとうございました!最後にASEANや海外で働くことなどに興味がある読者の方にメッセージをお願いします!
ASEANは、2017年設立50周年を迎えました。「開かれた成長センター」としての潜在力は既に顕在化していることは周知の事実です。
現在コロナ禍で様々な制限がありますが、ビジネスに限定せず、自分の出来ることから、現地の方と交流し、相互理解を深めて欲しいです。
和歌山の良さはきっと理解してくれると思います!
野際 義久(のぎわ よしひさ)和歌山県和歌山市出身。大学卒業後、ノーリツ鋼機株式会社に入社。主に海外営業部にて海外子会社・現地販売店の管理及び営業支援に従事。その間オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、インドなど延べ12年間海外支店・子会社の責任者として駐在勤務を経験。2015年5月希望退職制度適用により退職後、2016年6月より中小企業庁ワンストップ無料相談窓口「和歌山県よろず支援拠点」コーディネーター。
投稿者プロフィール
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和歌山ASEAN情報局 -わっと!- 編集長
和歌山県海南市出身。ミャンマー・ヤンゴンに駐在歴あり。
和歌山の人にもっとASEANを、ASEANの人にもっと和歌山を身近にするための情報サイトを作りたいと、この「わっと!」を立ち上げる。
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