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JICA和歌山デスクって何ですか?推進員のお二人に聞いてみました! vol.1

JICA和歌山デスク

JICA和歌山デスク

和歌山市手平の県民交流センタービッグ愛8階にある和歌山県国際交流センター内。

青年海外協力隊や日系社会海外協力隊のOBをはじめとする海外での国際協力経験者から構成され、JICAが実施する事業に対する支援、広報及び啓発活動の推進、自治体の国際協力事業との連携促進等の業務を行うために、自治体が実施する国際協力事業の活動拠点を行う機関。

今回は和歌山市のビッグ愛8F、国際交流センター(WIXAS)に席を置く、JICA和歌山デスクについてお話をお伺いしました。

今回お話しいただいたのは、2021年1月までの3年間、国際協力推進員として勤められていた中嶋さま(写真右)と、1月より新しく赴任されている原さまのお二人。

個人的にJICA和歌山デスクの存在自体は知っていたのですが、具体的にどのようなことをされているのか、またどのようなことをお願いできるのか等々取組みなどについてわからないこともたくさんありましたので、聞いてみました!県民の皆様にとっても有益な情報が盛りだくさんなので、ぜひ読んでいただければと思います!

JICA和歌山デスクって?

--それではよろしくお願いいたします!早速ですが、JICA和歌山デスクとはどのようなところですか?

よろしくお願いします!JICA和歌山デスクは、簡潔に説明すると「地域と国際協力をつなぐ橋渡し」をする機関となります。地域の人に国際協力を知ってもらい、そして国際協力に参加してもらうためのきっかけづくり、また地域を国際協力のリソースとして繋ぐといった多岐に渡る活動を行っています。

--例えば具体的に国際協力に興味があります!という相談などでも大丈夫ですか?

はい、例えば協力隊に興味がある方などに来ていた抱くことも多いのですが、応募方法であったり、またその方が持っている技能や特技、免許などを総合して、適合する職種を一緒に見つけることなども可能です。

また様々な外部の国際協力団体とも繋がりがありますので、ご紹介をすることもできます。

--JICA和歌山デスクさんから能動的に発信を行う機会もありますか?

JICAが提供しているプログラムを知ってもらうための活動としてこちらから発信する機会もたくさんあります。

例えば協力隊の募集説明会です。実際に協力隊のOB/OGに来ていただき、制度の説明、健康や安全に関して、また金銭面に関してなどより具体的なお話をさせていただきます。

また学校などに出前授業を行い、国際理解やSDGsなどの文脈で国際協力に興味を持っていただくきっかけを作ったり、和歌山市内のイベントやその他団体と協力することで興味を持っていただく企画の立案・実施なども行っています。

JICA関西/和歌山デスクのプログラム

--JICA関西/和歌山デスク様が提供しているプログラムについて一部抜粋しています。

【学校向け】

開発教育支援

国際協力の知見・経験・人材を活用し、日本の地域や学校の教育現場で「国際協力への理解と参加促進」「未来の地球を担う人材育成」を目的に開発教育支援事業を実施しています。

以下に説明する【出前講座】【JICA関西訪問】や【研修員との交流】などが該当します。

開発教育支援についてはこちらをご覧ください

JICA国際協力出前講座

開発途上国の状況や、国際協力の現場の様子などを、青年海外協力隊などのJICAボランティ経験者などが、出向いてお話をします。国際教育や総合的な学習の時間だけでなく、人権、平和、環境、多文化共生などの学習や学校内外での教員研修などにご活用いただけます。

国際協力出前講座についてはこちらをご覧ください

JICA海外技術研修員との交流

世界150ヵ国以上の開発途上国から来日中の技術研修員との交流が可能でです。児童・生徒や教員のみなさんが開発途上国に対する理解や国際協力・多文化共生について考えるきっかけづくりになるプログラムです。

海外技術研修員との交流についてはこちらをご覧ください

JICA関西訪問プログラム

国際協力の国内の現場であるJICA関西を訪問し、国際協力や異文化について学び、日本と世界とのつながりに気付くプログラム。学校の社会見学や修学旅行、教員研修などにもご利用いただけます。

JICA関西訪問プログラムについてはこちらをご覧ください

【企業/団体向け】

民間連携事業(案件化調査など)

企業の持つ技術やサービスが途上国の課題解決において活躍できるビジネスチャンスが増えています。市場調査やパイロット事業の実施支援のほか、様々なサポートを提供しています。

民間連携事業についてはこちらをご覧ください

草の根技術協力事業・NGO支援事業

途上国の住民の生計向上や生活環境の改善に直接働きかける事業を行うNGO、大学、民間企業や地方自治体等の提案に対して、JICAが共同でこれを実施する事業です。

草の根協力事業についてはこちらをご覧ください

--知らなかったプログラムがたくさんです。気軽に連絡しても良いのでしょうか?

国際理解・開発教育・SDGs・参加型授業】などのキーワードでお困りのことがあればお気軽に連絡いただければと思います。

JICA関西に相談するにはなかなかハードルが高いこともあるかと思いますが、和歌山デスクには気軽に相談いただければと思います。

私たち協力隊OB/OGや職員は、一人一人が国際協力を啓発していく立場にあると思っています。私たちとしても積極的に協力していきたいので、ぜひご興味のある学校・企業・団体の皆様には、まずはJICA和歌山という存在を認知いただけましたらとても嬉しいです!

■JICA和歌山デスクがどんな機関でどのようなことをしているのか、またJICA関西として提供するプログラムについて教えていただきました。vol.2ではプログラムの具体的な実例や、JICA和歌山デスクとしてどのような発信をしているかについてお伺いしています。→vol.2へ

JICA和歌山デスク
和歌山市手平の県民交流センタービッグ愛8階にある和歌山県国際交流センター内。
青年海外協力隊や日系社会海外協力隊のOBをはじめとする海外での国際協力経験者から構成され、JICAが実施する事業に対する支援、広報及び啓発活動の推進、自治体の国際協力事業との連携促進等の業務を行うために、自治体が実施する国際協力事業の活動拠点を行う機関。

投稿者プロフィール

アバター
山家 優一
和歌山ASEAN情報局 -わっと!- 編集長
和歌山県海南市出身。ミャンマー・ヤンゴンに駐在歴あり。
和歌山の人にもっとASEANを、ASEANの人にもっと和歌山を身近にするための情報サイトを作りたいと、この「わっと!」を立ち上げる。
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山家 優一
和歌山ASEAN情報局 -わっと!- 編集長 和歌山県海南市出身。ミャンマー・ヤンゴンに駐在歴あり。 和歌山の人にもっとASEANを、ASEANの人にもっと和歌山を身近にするための情報サイトを作りたいと、この「わっと!」を立ち上げる。