タイ

ASEANに関する和歌山な人:タイ 小倉まりな さん vol.1

小倉まりな

まりなさんってこんな人

和歌山大学観光学部在学中。
国際協力学生団体(和歌山ASEANプロジェクト)に所属し、活動を通してASEANに興味を持つ。ASEAN6カ国を訪れ、その中でタイの独特な雰囲気・文化・人等に魅力された。1年間の休学とタイ留学を決意。春からはアジアと関わる会社に就職予定。

和歌山大学観光学部に在学中、なんと卒業目前の4年生を休学してタイに留学をしてしまったまりなさん。彼女を虜にしたタイの魅力と、アジア圏への留学についてお話をうかがいました。

「とにかくタイが好き」で留学も就職も

−−まりなさんと言えば、大学内ではタイ好きとしての印象が強いですが、なぜそれほどまでに魅了されてしまったのでしょうか。

今まで、他のアジア諸国にも留学をしたことがあったのですが、年に1度サークルの活動を通じて訪れていたタイがどうしても忘れられず、大学生活最後の1年を休学して思い切ってタイのチェンマイに留学してしまいました。

タイが好きな理由はいくつかあるのですが、そのなかでも特に現地の人々の雰囲気、空気感、生き方がとても肌に合っているということが大きいかもしれません。わたし自身、あまりきっちりとしている性格ではないので、タイ独特の穏やかで寛大な雰囲気がとても合っていると感じます。現地の人の優しさ、フレンドリーにわたしを受け入れてくれる関係性、観光大国ならではのいろんな国の文化がごった煮になった感じ、全てがフィットしているなと思います。

アジア圏への留学ってぶっちゃけどうですか?

--留学というと、まだまだ英語圏への留学が人気ですが、アジア圏に長期留学をしてみた感想を率直に聞かせてください。

とにかく、学費や滞在費が安いことは大きなメリットだと思います。わたしはタイの大学に付属している語学学校に合わせて、私設の学校にも通っていたのですが、金銭面の負担を考えすぎず、自分の興味のある学びに没頭できるのはタイに留学してよかったことですね。

また、食事も1食100円程度と自炊をしなくても安くおいしいご飯が食べられるので、食事をつくる手間がかからないのは、勉強に集中したい学生にとっても魅力的な点です。



−−ちなみに、留学に際して、親御さんからの反対などはなかったのでしょうか?

はい、当初はやはり、英語圏に留学した方がいいのではないかと言われました。しかしながら、わたしはどうしてもタイに行きたいという思いが拭いきれず、説得して留学した形になりました。

しかし、これは留学してみて分かったのですが、タイでも現地の言葉はもちろん、十分英語が学べます。現地の方もほとんどの若者は英語が話せますし、英語圏に行かないと上達しないということはないと思います。

アジアのなかでも、滞在に関するビザの取りやすさなどから、タイはヨーロッパ圏の方に人気で、友人の通う大学では、アメリカやヨーロッパ圏の教授が講義をしてくれて、全て英語で授業を受けるスタイルだったそうです。

タイをはじめとしたASEANで活躍したい

--来年から、新卒として就職が決まったとおうかがいしましたが、やはりタイに住むという夢を追いかけて?

はい、またもやタイへの愛を捨てきれず、就職先もアジア諸国と取引をする商社に就職することになりました。現地採用も考えたのですが、まだ何もスキルを持ち合わせていないので、まずは就職して力をつけてから、何かを還元できたらいいなと思い、今の企業を選びました。

まだ、この先数年後、駐在先が必ずタイになるわけでもないので、どういったキャリアを歩むのか、模索する日々ではありますが、留学中に培ったなんとかなるという精神を糧に頑張りたいと思っています!

■タイへの熱い思いとアジア圏への留学という珍しい経験をお話くださったまりなさん。本当に明るく、どこでも生きていける笑顔を持ち合わせている彼女の雰囲気は、確かにほほえみの国であるタイにぴったりだなと感じました。次回は、現地での様子を具体的におうかがいしていきます。

小倉まりな
和歌山大学観光学部在学中。
国際協力学生団体(和歌山ASEANプロジェクト)に所属し、活動を通してASEANに興味を持つ。ASEAN6カ国を訪れ、その中でタイの独特な雰囲気・文化・人等に魅力された。1年間の休学とタイ留学を決意。春からはアジアと関わる会社に就職予定。

投稿者プロフィール

東詩歩
東詩歩
京都府宇治市生まれ、和歌山県紀の川市出身。和歌山大学観光学部在学中。わっと!編集者兼ライター。インターン経験やプロジェクトを経て、学生生活の傍ら、フリーの編集者として活動する。シーシャが好き。積読家。