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あの国 わっとな 旅ご飯:ブルネイ/ハリラヤに参加してみた

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こんにちは、わっと!編集部の詩歩です。

ライターが実際に足を運んで、各国の食卓を紹介する『あの国 わっとな 旅ご飯』をお送りします。

断食明けのお祭り「ハリラヤ」に参加してみました

ハリラヤ:イスラム教とのお祭りで、1ヶ月のラマダン(断食)を終えたタイミングで、約1ヶ月間お祝いします。日本でいう、お正月のようなもの。

たまたま、私がブルネイを訪れたタイミングが、ハリラヤ真っ只中、かつホームステイという形で滞在していたので、民族衣装を来て、親族のお家を一緒に訪問させてもらいました。

お家に行くと、お手製の料理がたくさん並んでいます。

とにかく、どの家でもお祭り状態。1日に4-5軒ほど親戚のお家を訪問したのですが、これ以上食べられないというくらい振る舞ってくれます。

あと、子どもたちには、お年玉のようなもの(ポチ袋に入っています)が配られるのですが、こちらもちゃっかりいただきました。

ハリラヤの期間中は、モスクもライトアップされ、みんなお祭り気分で夜を過ごしていました。

ハリラヤ中は、みんな同じ曲を歌う?

こちらは、現地に行ったことがある人でもホームステイするか、ブルネイ人の結婚式に参加するか、はたまたハリラヤに遭遇するかというとても限られた条件でしか体験できないのですが、みんな、どこに行っても、同じ曲を楽しそうにリピートし続けていました。

何時間も同じ曲をカラオケでリピートする、しかも、街のどこに行っても聞こえてくるという不思議な体験です。

調べてみたところ、Selamat Hari Rayaという曲みたいです。

これは、ブルネイあるあるなのでしょうか……?

ハリラヤに参加してみたら、家族を超えたあたたかさを感じた

ハリラヤに参加すると、どこのお家に行っても、歓迎されて、なぜ結婚式まで参加することに…..!

体育館のような場所に、500人は超える人が集っていて、「あれは誰?」と聞いても、多分、親戚の友達の友達……という具合に、とにかく楽しいことには、血縁を超えて友達を呼ぼうという気概が感じられました。

結婚式でのご飯は、ビュッフェ形式で、シェフがライブで料理を作ってくれるという豪華なものでした。しかし、特に、入り口に受付のようなものはなく、見知らぬ人がご飯食べに来てても、分からないな?という状況でした。

こちらは、とにかくこれを食べてほしいと言われた牛肉麺。麺はゴムのようで、正直、美味しいとは言い難かったのですが、スープはしっかり出汁の味がして、とてもおいしかったです。

こうして、ブルネイ人のハレの日にご一緒させていただき、当初、イスラム教の方に勝手に抱いていた敬虔でよそ者は受け入れないというイメージは大いに覆されました。本当にみんながあたたかくて、こういう体験が人種や宗教を超えたつながりを生んでいくのだなという、同じ釜の飯を食べるという原初体験をさせていただきました。

いかがでしたか?
とても個人的な、珍ブルネイ体験談ですが、旅行のネタになると嬉しいです。
ちなみに、私がブルネイでホームステイしたプログラムが、和歌山県で開催されています。(現在は、コロナの影響で休止中。)

「→ブルネイとの青少年の派遣交流
大学生以下が対象なので、学生で気になる方は、わっと編集部までご連絡をいただくか、直接、国際交流センターに問い合わせてみてくださいね。

投稿者プロフィール

東詩歩
東詩歩
京都府宇治市生まれ、和歌山県紀の川市出身。和歌山大学観光学部在学中。わっと!編集者兼ライター。インターン経験やプロジェクトを経て、学生生活の傍ら、フリーの編集者として活動する。シーシャが好き。積読家。
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東詩歩
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京都府宇治市生まれ、和歌山県紀の川市出身。和歌山大学観光学部在学中。わっと!編集者兼ライター。インターン経験やプロジェクトを経て、学生生活の傍ら、フリーの編集者として活動する。シーシャが好き。積読家。