立畑千賀子さんってこんな人
和歌山県・海南出身。世界30ヶ国以上を周遊。
大学在学中にインドネシア・バリ島を訪れ、そのまま数ヶ月滞在。ご縁があり国際結婚・出産を経て和歌山へ帰国。独学で始めたスパイス料理の幅が広がり、スパイスコーディネーターマスターの資格を取得。
自身のカレー屋、料理教室やオンラインサロンにてスパイス×旅の魅力を発信している。
オンラインサロン:旅するスパイス航路
旅をしながら好きなことを仕事にできる時代となり、今後の生き方や改めて自身のライフスタイルについて考える方も多いのではないでしょうか?
今回インタビューさせていただいた立畑千賀子さんも、旅好き、ビーチリゾートが好き、バリ島で食べたスパイス料理が美味しい!から現在のお仕事に繋がりました。
当初は独学でスパイス料理を振る舞っていましたが、のちにスパイスコーディネーターマスターの資格を取得。自身の旅の経験を交えながら、まるで旅した気分になれる初級スパイス講座やオンラインサロンの活動についてお伺いしました。
【インドネシアとの繋がり】
はじめまして。Instagramで偶然お見かけし、和歌山出身で面白い方がいる!とご連絡させていただきました。
初めて耳にするスパイスコーディネーターマスターや、スパイスと旅のお話などをお聞きしていきます。
こんにちは!目に留めていただきありがとうございます。よろしくお願いします♪
まずは、学生時代に遡りインドネシア・バリ島にお住まいになられたエピソードを、詳しくお聞きしてもよろしいですか?
大学在学中、ビーチリゾートにハマり色々な場所を旅行していました。その時はハワイの予定が中止になり、偶然インドネシア・バリ島へ行き先が変更になったんです。
友人3人と訪れて居心地がいいし、食べ物も美味しくて…。結局、そのまま3ヶ月滞在しました。
ひゃ〜!羨ましい!ですが、3ヶ月滞在となると、腰を据えないと厳しいような…。
当時は、長期で滞在する旅スタイルが人気だったんです。
今より物価もかなり安くて、旅費自体が浮くので、同じ感覚で長期滞在する方も多かったと思いますよ!
なるほど!その旅行がきっかけで、インドネシア・バリ島に惹かれたんですね?
インドネシアにどハマり!ではなかったんです。3ヶ月滞在後、一時期帰国してすぐにバリ島に戻りました。そして、現地で知り合った方とご縁があり結婚することに。
結婚を機にインドネシアに移住して、2人の子宝にも恵まれて、人生の風向きがインドネシアに吹き始めたって感じですね。
1人目の出産を機に、家族揃って日本へ帰国しました。
夏場は日本で働いて、冬はバリ島に行き、和歌山⇄バリ島を行ったりきたりするつもりだったんですが…。
話し合いの末、日本に拠点を置いて、バリ島には旅行で訪れることになりました。
【実家の空きスペースで始めた輸入雑貨店とカレー屋】
帰国後、輸入雑貨店をオープンされたんだとか?
そうなんです、実家の敷地内に空きスペースがあって。そこで輸入雑貨屋を始めたんですが、次第に「ご飯も食べれたら嬉しい」という声をいただいて…。
インドネシアに住んでいる頃に食べたスパイス料理や、家庭料理が美味しくて懐かしくて。
「あの味って、どうやって作ったんやろう?」から始まり、当時は完全に自己流で料理を振る舞っていました。
帰国後にあの国のご飯美味しかったよな〜!と恋しくなる瞬間、きっと旅好きなら誰でも経験しますよね。
ちなみに輸入雑貨は、どんなものを仕入れていたんですか?
家具や雑貨、インドネシアだとカゴとか?アジアを感じれるものが多かったですね。
今まで30ヵ国以上旅先を回りながら、仕入れをして、周辺の国を観光して帰国するという流れでした。
【10年のブランク…再び飲食業に戻る出会い】
約8年お店を営業し、違うことをしたくて店閉まいされたそうですね。再び飲食業に携わるきっかけに至るには、どんな出会いがあったのでしょうか?
お店を閉めてから、書くことが好きだったのでシナリオライターをしていました。
気付けば10年が経過していて….。
ある日知人から声が掛かり、ファーマーズマーケットのなかにある旅するカフェ「mulino(ムリーノ)」の立ち上げに参画することになったんです。
「mulino(ムリーノ)」のプロデュースがきっかけで、スパイスの勉強を?
10年のブランクがあるし、当時は自己流のスパイス料理だったので…。この機会にしっかりとスパイスの理念や料理のことを1から勉強し始めました。
カフェでは、企画や監修などメニュープロデュースも行っています。世界中の味が楽しめるメニューにもこだわっていますよ♪
【スパイスコーディネーター、マスター資格を取得するきっかけ】
そこでスパイスコーディネーターの資格を取得されたんですね?
色々と調べていく中で、見つけたのが「スパイスコーディネーター」でした。
東京にあるので、半年間かけて資格を取得しました。
さらに学びを深めたものが「マスター」になるんですね!?
そうなんです。
「スパイスコーディネーターマスター」は、スパイスを料理にどう使えるか?など、さらに深く勉強したものです。
わたしのように飲食業に携わる方や、他には食品会社の方やスパイスに関連する方が資格を取りに来ていましたね。
【カフェ営業の傍ら、カレー屋 javajavaをオープン!】
現在、様々な活動をされていますがすべて「スパイス」と「旅」が繋がっているんですよね!
そうなんです。
先ほどお話した「mulino」とは別店舗で、カレー屋「javajava」をオープンしました。
自分が実際に旅先で食べたものや、旅を感じれる料理ってワクワクするなって。
この日はインドのカレー、はたまた違う日はインドネシアやタイなど!
立畑さんにとってスパイスとは?
スパイスって面白いんです。
一見日本食とは合わないイメージがあるし、合わせ方が難しい!という思う方も多いと思います。
ですが、日本人にとってのお味噌やワサビのような感覚です。普通の料理に使えると考えると、楽しくなりますよ!
食品の一つとして使いこなせたら幅が広がるし、奥が深いところがスパイスの魅力だと思います。
ライター・高野
ありがとうございます!現在もカレー屋は営業されているんですか?
当初はスタッフを雇って、カレー屋をメインに営業していたんですが…。
今は営業日不定なので、オープンする日はInstagramでチェックしてください♪
オープン日は、11:00〜14:00で売り切れ終了なので、ぜひ食べにいらしてください!
どんなテイストのカレーを提供されているんですか?
最初はわたしの原点であるインドネシアカレーが多かったですね。
ジャワ島のカレーとか、スマトラ島のカレーなど。
現在は、三種のカレーにしています。
やっぱり旅を感じるテーマにしたくて、インド・スリランカを始め、世界のカレーを作っていますよ!
海外で食べたことがない方も、食べやすいのでぜひぜひ^^
vo.1はここまで!インドネシア×スパイス×旅のお話を交えながら、立畑さんのバックグラウンドについてお聞きしました。vo.2では、現在の活動「スパイス・料理教室・オンラインサロン」についてさらに深掘りしていきます。ボリューム満点なインタビュー記事をお見逃しなく!
投稿者プロフィール
- 和歌山県和歌山市出身のフリーランスライター。大のアジア旅好きで、特に好きな国はインド。将来の夢は、和歌山×アジアの2拠点で活動するグローバルライター!