髙野麻由さんってこんな人
和歌山和歌山市出身。
高校卒業後、介護助手を5年半勤め退職したと同時にアジア5ヵ国を訪れるひとり旅へ出発。なかでもインドに魅了され、のちに全米ヨガアライアンスRYS200を取得。
帰国後、旅の経験を通じて物書きの楽しさを知り独学でライターへ転職。現在はフリーランスで和歌山を拠点に活動中。今後は、アジア×和歌山を繋ぐグローバルライターを目指し中国語や文化を勉強中。
今回は「介護職から旅人、そしてライターに!」というテーマで、わっと!で活動中の髙野麻由さんにお話を聞いてみました。
高卒で介護職に就職、5年目で旅人になり、その後、ライターとして和歌山を中心に活動する麻由さんに、どんな出会いやきっかけがあったのかを詳しく聞いていきます。
「旅をしながら仕事をしてみたい」「わたしのやりたいことってなんだろう」そんなあなたに、ぜひ読んでほしい、はじめの一歩をお届けする記事です。
わたし、このままでいいの?からはじまった一人旅への道
--麻由さん、本日はよろしくお願いします!まず、簡単に自己紹介をお願いします。
よろしくお願いします。
わっと!でライターとして活動中で、普段は、和歌山、旅、グルメなどについて記事を書いています。
出身は和歌山市で、高校卒業後、介護関係の仕事を5年ほど経た後に「旅をしながら仕事がしたい」と思い、退職を決意。今に至ります。
--ありがとうございます!なんだか、とても気になることがたくさんあるんですが……、まずは、なぜ、急に前職を離れてまで旅に出たいと思ったんでしょうか?
そもそも前職は、高校生の進路選択の際に、特にやりたかったことがなかったので、最後まで募集が残っていたところに応募したという感じでした。
それでも、3年は続けようと思い、仕事をしていたところ「あれ、わたし、このまま、5年、10年、ここで同じことを続けるのかな?」と、このままではヤバイ気がするぞと思い立ったんですね。
--まだ高校を卒業してすぐの麻由さんからすると、より、ずっとこの狭い病院の中で一生を過ごすの?と不安になったことでしょうね。
はい、そこから、1年くらい悩み、何がしたかったのかを問い続けていました。
わたしは今まで、”消去法”でしか人生を選んでこなかったなって気付いたんです。
これがやりたいではなく、あれは嫌だからこうしておこうみたいなことで人生を選んできたんだなと。勉強をしたくないから就職を選ぶというのもそのひとつです。
そこから、いろんな人に出会ったり、本を読んだりするなかで、もっと広い世界を知りたいと思い、海外に長期で行くことを決めました。
--たしかに、消去法で選んでいるっていうの、思い当たる節、あるなあ。
そこからは、1年後の誕生日には旅に出るぞと決めて、「わたし、仕事やめて旅に出るから」「マレーシアで会おうね」など、周りにも常に宣言していました。
普段は、人と話すのも苦手だし、どちらかというと一人で黙々としている方が好きなんですが、なぜかその時は、とにかくやってみたいという一心で行動していた気がします。
--たしかに、麻由さんとお話していると、たくさんの人と会ったり、大人数と騒いだり、パーティーが好きみたいな印象ではないですよね。すごく意外です。
そうですね、性格的に、兄弟の真ん中というのもあるのか、好きなことには突っ走るタイプなんですが、それでもちょっと周りを気にしながらというか。
結構周りの目を気にしちゃうタイプなので、思い切った行動、なりふりかまわず、みたいなことも基本的にはないですね。
小さな地元で生きていると、やっぱり周りに合わせていなきゃいけない、こう思われたらどうしよう、そういうことを無意識に気にして行動や選択を取っていたんだと思います。
片道切符で出発するも、不安と焦りでいっぱいの3ヶ月
--いよいよ、2016年の11月に出発ですね。
はい、結果的にですが、韓国、タイ、マレーシア、シンガポール、インドという順番で5カ国、3ヶ月の旅に出ることになりました。
--これまで海外に行ったことはあったんですか?出発は怖くなかったですか?
ほとんど海外に行った経験はなくて、韓国にしか行ったことがなかったので、ひとまず韓国に友人が嫁いでいるので、遊びに行くことにしました。
でも、これから一人で行くんだなと思うと、飛行機が地上を離れた瞬間、とても不安になったのを覚えています。
ただ、目的地には基本的に友人がいたので、なんとかなるかという気持ちもありました。
--すごいですね。でも、確かに、飛行機のチケットを取って乗ってしまえば、もう行くしかないですもんね!(笑)
いざ、旅が始まってからは、3ヶ月で何かを見つけなきゃいけない、わたしは退職までして旅に出たんだ、好きなことはなんだ……!と毎日焦りと不安でいっぱいでした。
人生最大と言えるほどの意を決して旅に出たはいいものの、自分の身を守る、ご飯を確保する、寝床は安全か、そんなことを考えないといけないわけです。
旅に出たら、悩みは全て解決というわけではありませんでした。
そんな時、タイで出会った人に「インド行きませんか?」と誘われたんです。
それが、わたしにとってとても大きな出会いと決断になるんですよね。
--わあ、インド、わたしはまだ行ったことがなくて、人生変えられちゃったみたいな感じですか?
いや、わたしはどちらかというと、インド行けば人生変わるっていうけど、そんなことはないでしょと思っている方です(笑)
でも、おもしろそうだし、せっかくだから行ってみようと思って、知り合いも友人もいないインドへ、いざ、飛び立つことになりました。
本記事はここまで!
和歌山の高校卒業後、悶々としながら日々を過ごす麻由さんに起きたさまざまな出会いと決意。次回は、インドへの旅と、帰国後、どのように今のお仕事に就いたのかというお話を聞いていきたいと思います。
髙野麻由さんってこんな人
和歌山県和歌山市出身。
高校卒業後、介護助手を5年半勤め退職したと同時にアジア5ヵ国を訪れるひとり旅へ出発。なかでもインドに魅了され、のちに全米ヨガアライアンスRYS200を取得。
帰国後、旅の経験を通じて物書きの楽しさを知り独学でライターへ転職。現在はフリーランスで和歌山を拠点に活動中。今後は、アジア×和歌山を繋ぐグローバルライターを目指し中国語や文化を勉強中。
HP:http://maimunah.jp/
投稿者プロフィール
- 京都府宇治市生まれ、和歌山県紀の川市出身。和歌山大学観光学部在学中。わっと!編集者兼ライター。インターン経験やプロジェクトを経て、学生生活の傍ら、フリーの編集者として活動する。シーシャが好き。積読家。
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