グェン クックゥ ホアンさんってこんな人
ベトナム ヴィンフック市出身
2015年日本に渡航し、語学&観光の専門学校を卒業。2020年から「松林民宿」に入社し、現在は調理場で勤務中。
将来の夢は“ベトナムで日本料理屋をオープン”すること。
今回ご紹介するのは、和歌山県有田市にある「松林民宿」で勤務しているベトナム出身グェン クックゥ ホアンさん。
日本在住歴8年!さまざまな経験をしていく中で、自分のやりたいことが明確になったお話をインタビュー形式でお届けします。
■日本に興味を持ったきっかけは「トヨタ自動車」
まずは、自己紹介からお願いします。
グェン(苗字)クックゥ(ミドルネーム)ホアン(名前)です。
皆さんからは「ホアンくん」と呼ばれています。
2015年に渡航し、もう8年になるそうですね。
どんなきっかけがあって、日本に来たのでしょうか?
ベトナムで電気関係の学校に通っていたことや、「トヨタ自動車」で勤務したこともあり、日本に興味を持ちました。
ベトナムで日本企業への就職は少しハードルが高く……日本で働きたと思い、留学を決意しました!
■日本語を学ぶには実践での対話が早い!
ホアンさんはベトナムで日本語を学び、少し語学を身につけてから語学学校へ入学されたそうですね。
日本にきてすぐに語学学校へ入学し、その後専門学校で観光の分野について学びました。
8年在住していても、言葉の壁を感じる場面はありますか?
少しずつ慣れてきましたが、伝えたい単語が出てこないこともあります。
皆さんよく言いますが、ひらがな、カタカナ、漢字の使い分けが難しいですね……。
読み書きよりも、実践で会話する方が早く学びに繋がるとお聞きしました。
ホアンさんはどう感じましたか?
日本で仕事をしていると、必ず日本語を話す環境になります。
最近はアニメやドラマで日本語を覚える機会も増えていますが、やっぱり何回も会話を繰り返していくことが1番の近道だと思います。
■「松林旅館」で新たな夢のため日々奮闘
学生時代は大阪や名古屋に住んでいたそうですが、縁があり和歌山に移住し「松林民宿」に入社されたそうですね。
和歌山に来て3年になります。
現在は、調理場でどのようなお仕事をされているのでしょうか?
お客さんのお料理の盛り付けや、魚を捌いたりもします。
入社当時は、通訳などの接客がメインだったそうですね。
その後、自ら調理場を希望した理由は?
ずっと料理に携わる仕事に興味がありました。
ベトナムでは少し前まで中華料理が人気でしたが、今は日本料理が大人気です。
将来、ベトナムに自分のお店を出すことを目標にしています。
日本で色々なことにチャレンジしたいと思い、社長さんに相談しました。
今の時期はクエ鍋が絶品なので、ぜひ食べに来てください!
実際に調理場を案内していただきましたが、一緒に働いている板前さんもとても優しい方ばかりですね。
はい、いつもたくさんのことを教えてもらっています。
自分がやりたいと思うことを、社長さんやスタッフの方に支えてもらいながら、仕事ができる環境が毎日楽しいです。
自分が盛り付けたお刺身や料理の写真を笑顔で見せてくれたホアンさん。
日本での学びや経験を、生まれた故郷であるベトナムで活かすため日々努力されている姿を見ることができました。
こうして和歌山とASEANを繋ぐ方々を、「わっと」はこれからも応援しています!
投稿者プロフィール
- 和歌山県和歌山市出身のフリーランスライター。大のアジア旅好きで、特に好きな国はインド。将来の夢は、和歌山×アジアの2拠点で活動するグローバルライター!