こんにちは、わっと!編集長の山家優一です。
先週からわっと!との企画で和歌山大学にて開催されている【多様な視点からみる現代東南アジア】の第二弾!
先週のミャンマー講座(記事はこちら)に続き、第二回目のレポートです。
経営理念は「和敬喜心」
今回お話いただいたのは、和歌山の方で知らない人はほぼいない、そば・うどんだけでなく、天ぷらや一人しゃぶしゃぶの店舗などを展開する「信濃路」の代表取締役社長 西平都紀子さま。
父親からの意思を受け継ぎ、現在は県内・国内の飲食店舗運営だけでなく、今回のお話のメイントピックである海外展開はもちろん、また「和敬喜心」の経営理念を元に、道の駅の運営や外国人材と和歌山を繋ぐ役割を担うなど、アグレッシブに事業を行っております。
オーストラリアから始まった海外展開。得たものもあるけど失敗も・・・。
知人からの声がけもあり、運命的な出会いでオーストラリア・ブリスベンでの出店が初海外店舗。
日本とは異なる商習慣や文化などで壁が多数あり、6年で撤退に。。
その後、初めてベトナムに出店するも、初日からホットポット(鍋)向けの固形燃料に引火してしまい、店舗が火事に!すぐに消し止められましたが、大手のイオンさんのテナントだったため、ここで「私の人生は終わった・・・」と感じたそうです。
ベトナムでの成功体験!その後マレーシア・タイへ!
それでもめげない西平さん。その後ベトナム国内でどんどん複数店舗を出店。
徐々に現地の顧客からも支持される人気店となっていきます。
またベトナムだけでなく、マレーシアやタイといったASEAN国にも出店。
講義最後の質問にも出ていましたが、国々によって自分たちのこだわりを持ちながらも、少しエッセンスを掛け算するといった運営方法が各国で受け入れられているのかもしれませんね!
ちなみに一番の人気商品は、やはりホットポット(鍋)とのことです。
暑い国でも、鍋は大人気なんですね!
ベトナムと和歌山の架け橋に
また、ベトナムでの店舗運営を通じて、働いてくれてるスタッフたちが日々日本語が上達しており、日本をこよなく愛していることがわかってきたそう。
そこで店舗運営だけでなく、自分たちの事業を通じて、ベトナムと和歌山を繋ぐ架け橋になれないかと考え、現地の日本語学校と連携し、人材不足の企業と日本に行きたい技能実習生を繋ぐ役割も担っているそうです。
和歌山の信濃路店舗などでも、実習生として和歌山に来ているベトナムの方々がセントラルキッチンで調理されたメニューが提供されているそうで、皆さんの力がとても重要とのことでした。
チャンスがあるときにやれることを!
最後に西平さんから学生たちにメッセージ。
現在コロナで動きづらい中ですが、チャンスがあれば、やれるときにやれることは全てやってください!と力強い内容でした。
仮に就職をしたあとでも、ワーキングホリデーの制度などを活用するなど、海外に出ることの重要性を訴えていました。
西平さんの経験からしても、海外に出ることで自分が一回りも二回りも強くなって帰ってくるそうです。私自身も何度も海外に出ているのでその気持ち非常にわかります!
今後も、講義の様子をレポートとしてお送りしていきますので、お楽しみに!
投稿者プロフィール
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和歌山ASEAN情報局 -わっと!- 編集長
和歌山県海南市出身。ミャンマー・ヤンゴンに駐在歴あり。
和歌山の人にもっとASEANを、ASEANの人にもっと和歌山を身近にするための情報サイトを作りたいと、この「わっと!」を立ち上げる。
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