こんにちは、わっと!編集長の山家優一です。
現在毎週水曜日にわっと!との企画で和歌山大学にて開催されている【多様な視点からみる現代東南アジア】の第三弾!
今週も第三回目の講義内容をレポートさせていただきます。
JICA海外協力隊
今回お話いただいたのは、JICA和歌山デスクで働かれ、サモアにJICA海外協力隊として派遣経験を持つ原 奈央さんと看護師としてJICA海外協力隊の制度を活用し、ラオスに派遣されていた細田 実香さんのお二人にお話をいただきました。
まずは学生でも挑戦できるJICA海外協力隊の制度についてJICA和歌山デスクとして原さんから制度について詳しくお話しいただきました。
和歌山大学の学生も数多くチャレンジ
原さんからはJICAってどういうところ?といった組織についてのお話から、JICA海外協力隊ではない様々な事業についてのご紹介をいただいたあと、JICA海外協力隊についても詳しくご紹介。
特に和歌山大学の学生も過去にウガンダやペナン、グアテマラや様々な国々に派遣されているとのことで、学生たちも自分ごととしてお話を捉えることができたのではないでしょうか?
ベトナムの知人を訪ね、JICA海外協力隊へ
続いて細田さんにはJICA海外協力隊の制度を活用し、自分のスキルを活かしたラオス派遣についてのお話しを伺いました。
細田さんは看護学校を卒業後、個人病院や和歌山県立医科大学附属病院で勤務。
その時に知人に会うためにベトナムを訪れた際に、人生と価値観が大きく変わったそうです。
自分にもできることはないかと、帰国後JICA和歌山デスクに駆け込んだことから、これまで考えもしなかった海外での挑戦を考え始めます。
ラオスへの派遣決定と仕事
試験を無事にクリアし、JICA海外協力隊として要請されていた派遣内容などから第一希望に出した国は「ラオス」。派遣先はラオスに決まりJICAの訓練所でラオス語を学び、いよいよ現地へ!
配属先はラオスでも首都のヴィエンチャン、ではなくボリカムサイ県という病院のICUに配属されます。ヴィエンチャンからバスで3時間かかり、観光地もあまりなく現地の人でもなかなか滞在しない地域だそうです。
現地からさまざまな要請がある中で、特に細田さんが力を入れたのが「看護技術の向上」と「心肺蘇生法の普及」だそうです。
資料でもわかるように、現地の看護師とハンズオンで指導に当たっていらっしゃいますね!
ラオスでの生活
ラオスでは現地のご飯を食べたり、家族のように仲良くしてくれたとのことです。
大家さんの親戚たちとも仲良くしてくれていたので、寂しい思いもすることなく、生活できたことはとても恵まれていたみたいですね!
特にラオスは40-50年前の日本と言われるほど、自然もたくさん残る素敵な街で、比較的安全で治安も良いので、ぜひ皆さんにも訪れて欲しい一つの国とのことです!
JICA協力隊になって・・・
JICA協力隊になって感じたことが三つ。
①相手の文化を知ることの大切さ
②皆に伝わらなくても一人でもしっかり伝わることが協力隊として十分な仕事
③訓練所や現地在住日本人・ラオス人などこれまでの自分の生活では関わることがなかった人々と関われたこと
以上のことからも、誰でも興味がある方はJICA協力隊に参加してほしいとのことです。
今回の JICA協力隊のお話を聞いてチャレンジしてみたいと思った方がいれば嬉しいですね♪
投稿者プロフィール
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和歌山ASEAN情報局 -わっと!- 編集長
和歌山県海南市出身。ミャンマー・ヤンゴンに駐在歴あり。
和歌山の人にもっとASEANを、ASEANの人にもっと和歌山を身近にするための情報サイトを作りたいと、この「わっと!」を立ち上げる。
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