ラオス

ASEANに関わる和歌山な人 ラオス:和歌山ラオス友好協会 田邉 毅一さん

田邉 毅一 さん

田邉 毅一さんってこんな人

1942年生まれ、横浜出身

株式会社ユーアイホテル代表取締役(新宮市)

南紀ホテル組合会長

那智勝浦ロータリークラブ元会長

南紀勝浦温泉旅館組合元副組合長

和歌山ラオス友好協会発起人、現会長。

今回、新宮市に拠点があります【和歌山ラオス友好協会】さんにお邪魔をし、会長である田邉様にお話を伺うことができました!

どうして和歌山ラオス友好協会を設立されたのか、どんな団体でどのような活動をしているのか、そもそもどうして新宮市に拠点があるのか、などなど気になることを聞いてみました!

和歌山ラオス友好協会の設立

--それではよろしくお願いします!まずは自己紹介をお願いします!

1942年生まれ、横浜出身です。現在運営している株式会社ユーアイホテルの代表をするきっかけで和歌山に移住をしてまいりました。新宮市内のユーアイホテル、那智勝浦町のなぎさやを運営しております。

また、南紀ホテル組合の会長をつとめており、これまで那智勝浦ロータリークラブの元会長、南紀旅館組合の元副会長などを歴任しました。

そして今回ご取材いただく、【和歌山ラオス友好協会】の発起人で現在会長をさせていただいております。

--和歌山ラオス友好協会とはどのような団体なのですか?発足のきっかけも教えてください。

当協会は東南アジアの小国・ラオス人民民主共和国(通称:ラオス)との文化・経済の交流、そして 観光・教育の支援、並びに会員相互の親睦などを目的として2015年2月に発足しました。

発足のきっかけは発起人数名が2012年同国の在京都名誉領事・大野様のご案内で、首都ビエンチャンの在ラオス日本大使を訪問した事から始まりました。

ルアンパバーン訪問の際、州知事から「医療・観光・教育の面で立ち遅れているので支援してほしい」と依頼された事がきっかけです。

またルアンパバーンは我々と同じ世界遺産の街ということ、そして寺院の多さや、自然の雄大さなど、紀南地域と大きく共通点があったということも大きなポイントでした。

このあとにも出てきますが、具体的に現地に何度も出向き、様々な活動、支援を行ってきました。

協会の活動について

--これまでどのような活動をされているのですか?

和歌山ラオス友好協会は、日本国とラオス人民民主共和国に対して、相互の国際協力に関する事業を行い国際平和に寄与することを目的としています。

これまで、駐日ラオス大使館やラオスフェスティバルへの参加、またラオスに出向き、ラオス親善訪問や在ラオス日本大使公邸訪問、また地域の小学校を周り文房具の寄贈などを行ってきました。

ここでの文房具の寄贈は、単に日本から持っていくのではなく、現金を持っていき現地で購入することを大切にしています。そうすることで現地の商店にお金が落ちる仕組みを意識して活動をしています。

また一つ大きな取り組みとして、ルアンパバーンにあるパノーム小学校の校舎の建設・着工を開始し、無事完成することができ、2020年11月には学生にも利用いただけるようになりました。

--世界的な新型コロナウィルスの感染拡大もあり、活動も大変かと思います。影響などありましたでしょうか?

パノーム小学校の建設が一時期工事がストップしたりと若干の影響はありました。ラオス自体ロックダウンしている時期もありましたしね。

また、パノーム小学校の竣工式、上棟式ができていないことが一番の心残りです。

コロナウィルスが落ち着いた後、改めて現地に出向き、それらを執り行うことができればと思っています。

下が引き渡し後、子どもたちが新しい学校を背景に遊んでいる様子です。

早く現地に出向き、直接引き渡しを行いたいものです。

--今年2021年、そして今後取り組んでいきたいこと・想いなどありますか?

今回のパノーム小学校の学校建設は市内地に、もともと学校があった場所への寄贈となりました。

しかし今後はさらに市街地や田舎、もともと学校が無かった場所などへの建設など広げていければと考えています。

また、新宮市とルアンパバーン市においてフレンドリーシティ協定(友好都市協定)を結ぶことができないかと考えています。両市長にも打診はしているので、今後詰めていくことができれば嬉しく思います。

--ずばり!会長にとってラオスの魅力とは!?

国民が勤勉で真面目なところです。貧しいので、偉くなって収入を上げたいと思っている人たちも多いことも要因かもしれません。

同様に殺人や泥棒といったことも多くはなく、治安も比較的良い国であると感じます。

日本は戦後、諸外国から援助を受けて、現在の地位まで発展したように、現在のラオスにも当時の日本と同じような立場にいるのではないかと考えます。

--最後に読者の方々にメッセージをお願いします!

ぜひ、こちらを読んでいただき活動に共感いただけましたら和歌山ラオス友好協会の会員になっていただけましたら嬉しく思います。ご寄付も大歓迎です!

会のミーティングが年に数回あり、ラオスにも年に一度は最低訪れています。希望のある方はぜひご一緒しましょう。

また東京で開催されるラオスフェスティバルや、駐日ラオス大使館を訪れる機会もありますので、そういったことに興味がある方もぜひ一緒に盛り上げていただければ幸いです。

また今後はラオス友好協会の他にもある県内のASEAN国友好協会の方々と交流や意見交換を行う機会などがあればとても嬉しく思います。その他友好協会の皆様方も、どうぞ和歌山ラオス友好協会をよろしくお願いいたします!

--今回はお忙しいところ誠にありがとうござました!お話の中で、いかに会長がラオスの発展のために心から動かれているかがわかりました。また、今後の展望として各国のASEAN友好協会の意見交換という面白い提案もいただきました。ぜひその辺りをこのわっと!も一つのハブ役となれればとても嬉しいです!

田邉 毅一さんってこんな人
1942年生まれ、横浜出身
株式会社ユーアイホテル代表取締役(新宮市)
南紀ホテル組合会長
那智勝浦ロータリークラブ元会長
南紀勝浦温泉旅館組合元副組合長
和歌山ラオス友好協会発起人、現会長。

投稿者プロフィール

アバター
山家 優一
和歌山ASEAN情報局 -わっと!- 編集長
和歌山県海南市出身。ミャンマー・ヤンゴンに駐在歴あり。
和歌山の人にもっとASEANを、ASEANの人にもっと和歌山を身近にするための情報サイトを作りたいと、この「わっと!」を立ち上げる。
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山家 優一
和歌山ASEAN情報局 -わっと!- 編集長 和歌山県海南市出身。ミャンマー・ヤンゴンに駐在歴あり。 和歌山の人にもっとASEANを、ASEANの人にもっと和歌山を身近にするための情報サイトを作りたいと、この「わっと!」を立ち上げる。