ラオス

和歌山にもある伝統工芸品「漆器」を尋ねて@ラオス編

こんにちは、わっと!編集部の山家です。

皆さん、和歌山県海南市黒江地区で有名な紀州漆器の存在はご存知でしょうか?

紀北地域にお住まいの方なら聞いたこともあるよ、という方もいらっしゃるかと思いますが、室町時代から続く一大漆器産地の一つが、ここ和歌山にあり、「紀州漆器(きしゅうしっき)」と呼ばれています。

そんな日本人には割と馴染み深い漆器製品ですが、実はASEAN各国でも作られ、お土産品や仏事用品などとして存在していることをご存知でしょうか?

タイ、ミャンマー、ベトナムなどでも多く見受けられるのですが、今回はその中でもラオス編をお届けします!

世界遺産の街 ルアンパバーンへ

ラオスの中でも首都ヴィエンチャンではなく、世界遺産の街・観光地として有名なルアンパバーン。事前情報だと漆器の町はこのルアンパバーンが有名でお店でも販売しているよという情報をゲットしたので行ってみることにしました。

(ちょうど別のお仕事関係でヴィエンチャンにいたので、これは行かねば!)

ルアンパバーンはヴィエンチャンから飛行機で40分ほど。到着後にホテルにチェックインし、いざ調査!

ルアンパバーンは観光地として大変人気と聞いていましたがこれは納得。

旅行者にとって本当に過ごしやすく、良い街だなとすぐに実感しました。

古き良き街並みが残りつつ、観光客にはありがたくおしゃれでモダンな飲食店やホテル、その他サービスのお店が点在しており、長期滞在にはもってこいな感じです。

ラオス漆器、、発見!

観光の話もたくさん書きたいのですが、今回のテーマは漆器(工芸品)ですので、「ラオス漆器、ラオス漆器」と探していると….メインストリート「シーサワンウォン通り」で発見しました!!

シーワンウォン通りはルアンパバーンのメインストリートの一つで、観光名所の一つ「プーシーの丘」のすぐ横を通る大通りです。

このシーワンウォン通りでは毎日夕方頃からナイトマーケットが開催されるのですが、そのお店のいくつかで写真のようなラオス漆器が見受けられました。

ラオスの漆器は無垢の木をくり抜いたり形取ったりしたものに、金属をあしらい、それらを漆で塗り固めたような仏具が多いものが多かったです。

日常使いというよりはお祝い事で使うのかもしれませんね!

またホテルで電気バイクを借りていたので、周辺地域を周ってみました。

メインストリートから少し離れた道沿いに雰囲気の良さそうな小売店を見つけたので、入ってみると上の写真のようなカバンを発見!

こちらは籐で編まれたバッグを漆で固めているものらしく、人気の工芸品の一つのようでした。

日本でも山葡萄のバッグが人気ですが、似たような雰囲気で日本でも人気が出るんじゃないかと感じました!

ほかにも漆器製品や工芸品がないか調査。ナイトマーケットはこんな雰囲気で、Tシャツやカバン、スイーツや地元のお酒など様々なお土産品で溢れかえっています。

これは夕方まだ日が落ちる前ですが、夜遅くまで営業されています。

竹製のストローなども工芸品として販売されていました。これからのSDGsな社会を先取りしていたかのようなカラフルでおしゃれなパッケージでお土産としても人気があるようでしたよ!

今回時間も情報もあまりない状態で訪れたため、実際に作っている工房などを訪れることができませんでしたが、またコロナウィルスが落ち着いたらラオスの漆器工房に訪れてお話を伺いたいなぁと思いました。

紀州漆器をはじめとする漆器産地は日本だけでなく、ラオスにもあるということを少しでもお届けできたでしょうか!?

我々日本人が感じる漆器製品とは全く違って驚きましたが、国特有の産品として工芸が残り続けていることに和歌山との縁を感じました。

それにしても、ルアンパバーン本当に過ごしやすかった。。また行きたい!

投稿者プロフィール

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山家 優一
和歌山ASEAN情報局 -わっと!- 編集長
和歌山県海南市出身。ミャンマー・ヤンゴンに駐在歴あり。
和歌山の人にもっとASEANを、ASEANの人にもっと和歌山を身近にするための情報サイトを作りたいと、この「わっと!」を立ち上げる。
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