インドネシア

和歌山に関するASEANな人:インドネシア 青年海外協力隊 山浦 理恵 vol.1

山浦 さん

山浦 理恵さんってこんな人

和歌山市出身

地元の高校を経て、兵庫県の大学に進学。

卒業後、管理栄養士として病院で4年半勤務。

その後JICA青年海外協力隊に応募し、インドネシア国 南スラウェシ州ボネ県において管理栄養士として活動。

帰国後、結婚、子育てをしながら、現在は生(いのち)や性教育についてのお話会・体験会を行う、【SAYHELLO. WAKAYAMA】を立ち上げ、活動中。

わっと!の中でも大人気企画の中の一つ、青年海外協力隊員の方にまたお話を伺うことができました!

インドネシア南スラウェシ州ボネ県にて二年間活動をされていた山浦理恵さんです。

今回は大学卒業後管理栄養士と働いていた山浦さんが、なぜ協力隊に応募し、そして現地でどのような活動をされていたのかを中心に、全2回にわたってお話を伺っていきたいと思います!

管理栄養士として勤務を開始、そしてJICA青年海外協力隊に・・・


ライター・山家

こんにちは!お会いするのは今回で二度目ですね!改めましてよろしくお願いします!

青年海外協力隊にてインドネシアに行かれていたとのことですが、学生時代から専攻など海外を意識したところに進まれたのですか?

山浦さん

こんにちは!改めましてよろしくお願いします!

いえ大学時代や働き出してから友達と東南アジアやヨーロッパに旅行をする程度で、大学の専攻も栄養学ですし海外で働きたいといった意識はなかったですよ!

大学卒業後は管理栄養士として病院での病院食作りや献立作成などをしていました。

写真:日本で働き始めた管理栄養士時代

ライター・山家

そうだったんですね!では、どういった想いから管理栄養士の仕事を辞められ、青年海外協力隊に応募しようと思ったんですか?

山浦さん

22歳から、管理栄養士として4年半ほど働いている中で、仕事に対してやりがいがあったものの、このままの人生で良いのかと悩んだりもしていました。 周りの友人も、転職や留学、結婚など、新たな選択肢をしているのを見て、自分も何か挑戦してみたい、と思っていた時期でした。

その時にたまたま新聞広告でビッグ愛で行われた青年海外協力隊の説明会の案内を発見したんです

途上国、特にアフリカに行って井戸掘りをするみたいなイメージが強かったのですが、説明を聞くと、自分の管理栄養士としての強みを生かせるということがわかり応募することにしました!

赴任地はインドネシアスラウェシ州ボネ県へ。


ライター・山家

赴任した地域はインドネシアのスラウェシ島の南スラウェシ州ボネ県ということですが…..すみません初めて聞くのですがどういったところなんでしょうか?

山浦さん

首都ジャカルタからスラウェシ島の州都マカッサルというところまで飛行機で2時間、そして赴任地であるボネ県まで空港から車で6時間程のところです。

スライドに地図があるので、参考にしてみください!

写真:山浦さん作成資料抜粋

一年目の活動がスタート!


ライター・山家

先ほど青年海外協力隊に応募したきっかけとして、管理栄養士としても活躍できるとわかったとおっしゃられていましたが、実際に現地での活動の様子を教えてください。

山浦さん

要請としては、南スラウェシ州の中でも広大なボネ県では、住民の栄養状態にバラツキがあるので、地域全体の栄養向上を行ってほしいという内容でした。

しかし実際に現地に行ってみると想像していたよりも状態はひどく、満足に食事を摂ることができていない栄養不良児が多く、また家族間などの格差も大きくあり、まず何から手を付けるべきか…..という状態でした。


ライター・山家

なるほど…..。とはいえ赴任してすぐに改善できるわけではないかと思います。言葉も完璧に理解できない中ですしね。赴任してから実際どういうことから活動をされたのですか?

山浦さん

栄養不良児と一言で言っても、理由は様々で、単純に満足に食べれてないだけでなく、衛生問題、家庭の問題であったり….。またすぐに結果が出ることではありませんし、言葉もインドネシア語は満足に話せるレベルではない中、当初は本当に何もできずに悩みました。

でも日本社会でも同じですが、とりあえず赴任当初は人間関係の構築が大事だと切り替え行動をしていきました

同じ保健事務所で働いているスタッフをよく観察してみると、誰が自分の意見を熱心に聞いてくれそうか?とか、この人は、仕事に対して、真面目だな~とか、あの人のOKが出たら、すんなり話が進みやすいとか(笑)、いろんな人間関係が見えてきました。 また、いろんな人に地元の行事やイベントに誘ってもらったり、仕事でも巡回などがあれば、率先してついて行ったりし、その地域の文化や習慣、生活などを、肌で感じるようになっていきました。

写真:協力隊として活動

投稿者プロフィール

アバター
山家 優一
和歌山ASEAN情報局 -わっと!- 編集長
和歌山県海南市出身。ミャンマー・ヤンゴンに駐在歴あり。
和歌山の人にもっとASEANを、ASEANの人にもっと和歌山を身近にするための情報サイトを作りたいと、この「わっと!」を立ち上げる。
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山家 優一
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