細田実香さんってこんな人
和歌山県有田郡有田川町出身。看護学校卒業後、看護師として個人病院に5年間、大学病院に5年間勤務。退職後の2017年、JICA海外協力隊でラオス人民共和国(以下、ラオス)に赴任。地方都市の総合病院でICUに配属される。現在は、日本赤十字社和歌山医療センターのICUで勤務。
今回は看護学校を卒業後看護師として学んだ経験を活かし、JICA青年海外協力隊に参加をされた細田さんを取材しました。
赴任先はラオス人民共和国。当時の活動について、またなぜ青年海外協力隊に応募したのかなどお伺いしました。
ベトナム旅行がきっかけで
ライター・平松
本日は、よろしくお願いします。
まずは実香さんの自己紹介をお願いします。
はい、よろしくお願いします!
看護学校卒業後、個人病院と和歌山県立医科大学附属病院(以下、医大)で合計10年働きました。
医大に在籍中に、夏休みを利用していったベトナム旅行がきっかけで、JICA海外協力隊を受け、2017年から2年間ラオスのボリカムサイ県立ボリカムサイ病院で看護師として勤務しました。
現在は、地元和歌山の日本赤十字社和歌山医療センターで勤務しています。
ライター・平松
協力隊に応募したキッカケが”ベトナム旅行”ですか!!
そもそも旅行先をベトナムに決めたのは何か理由があるのですか?
もともとアジアに旅行に行くのが好きだったということもあるのですが、その中でも当時ベトナムに知人が住んでいて、その方に会いに行ったという感じです。
ライター・平松
なるほど!アジア旅行楽しいですもんね!
その時にJICA海外協力隊に応募しようと感じたきっかけなどあるのですか?
そのベトナム旅行中に、知人が現地の病院に連れて行ってくれました。日本の病院との違いにとても驚いたと同時に、「ベトナムの病院で働いてみたい」と思うようになりました。実は、中学生の頃から「協力隊にいきたい!」と周りの人に言ってたみたいなんです!中学生の頃の話なんで、私自身忘れていましたが、協力隊が決まったことを周りの友人・知人に報告する中で、「中学生の頃に言ってたもんね。夢が叶ってよかったね!」と言われました。
TOEICも300点台と英語も決して得意ではなかった実香さん。それでも日本を出て、自分のできる領域で活動したいという気持ちは捨てきれなかったとか。私も同じようにJICA海外協力隊に応募しましたので、気持ちはとてもわかります。
JICA海外協力隊としてラオスへ
JICA海外協力隊でラオスに行くことが決まりましたが、ラオスは第一希望でしたか。
ラオスは第一希望でした。当初は応募のきっかけになったベトナムの病院で働きたいと思っていましたが、私が応募したときは、ベトナムの募集がなかったんですよね。
これまで日本の病院で務めていた経験を活かすため、要請内容※1で選びました。
ラオスの他に、第二・第三希望はアフリカの国を書いてましたね。
(※1)要請内容:JICA海外協力隊では、募集要項に派遣国・具体的な業務内容・必要な資格や語彙力等が書かれたリストがあります。その中で、現地で行う業務内容が書かれている欄のことを要請内容と言います。応募時には、そのリストの中か3つ(3カ国)希望を選びます。
実際に受かって、ラオスで活動をされてどうでしたか。
ラオスは日本に比べてほこりが多く日本とは異なる衛生環境でした。
また現場で働いている中で、助けられる命が助けられないという状況に何度も出くわしました。色々悩みましたね。。。
ただ、同僚の看護師たちはみんな楽しく働いていました!
大変な環境ですね…..。
配属先はどういうところだったんですか?
配属先は、首都から車で3時間の地方都市ボリカムサイ県の県立病院です。
県の中核病院で、私の配属先はICUと救急外来でした。
日本とは大きく異なる環境で本当に大変な場面が多く、JICA海外協力隊のプログラムに参加して本当に多くを学びましたね。
知人に会うためのベトナム旅行がきっかけでJICA海外協力隊に参加した細田さん。看護師としての勤務経験を活かし、ラオスの県立病院に赴任されます。vol.2では協力隊での活動についてもさらに具体的にお伺います!→vol.2へ
投稿者プロフィール
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大学卒業後、損害保険会社、JICA青年海外協力隊(フィリピン)、食品開発の仕事に従事。
現在、わっと!にてJICA協力隊に向けたインタビューを担当。