ASEANで活躍する和歌山な人：ベトナム・江口 奈緒記さんvol.1

和歌山県橋本市出身！江口さんとASEAN諸国との出会い

ーー今回はよろしくお願いします！まずはASEAN諸国との関わりを教えてください。

よろしくお願いします！僕とASEANですが、まずは母方の祖父が第二次世界大戦の際にインパール作戦に関わり、ミャンマーに駐留していた経験があり、我が家では子供の頃からミャンマーは関わりがある国の一つでした。

また大学時代には、関西学院大学がミャンマー人の受け入れをしていたこともあり、知人にミャンマー人がいたこと、そして東京に上京したのちに海外で働くことなどを意識したことがきっかけです。

ーー東京でのサラリーマン生活を経てミャンマーで起業されたんですよね。

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そうです。東京でも約3年ほどIT系の仕事をしていましたが、前述している学生時代のミャンマー人知人と意気投合ししたこと、さらに2014年当時は日系企業を含め世界各国の企業が、ミャンマーへの進出が目まぐるしい時期でもあったので、このタイミングを逃してはダメだと思い決意しました。

ですが、会社をしよう！と決めたタイミングではミャンマーには行ったこともなかったです（笑）

－－すごい勢いですね！！初めてのミャンマー、印象はいかがでしたか？

まず第一印象としては、2014年当時は日本の昭和な雰囲気が残っているなと感じました。また仏教国なので、お坊さんが歩いているのですが、その中でも多民族国家でもあることや植民地時代の建物が残っているため、モスクや教会もヤンゴンのダウンタウンなどには多く、独特な雰囲気な街だなと感じました。

－－お仕事はいかがでしたでしょうか？

まずは現地に入り、日系企業などにヒアリングをする中で、人材紹介や採用のサポートといったHR関連のお仕事ならお役に立てそうだと感じ、人材系のビジネスをスタートさせました。

また日系企業への人材紹介だけでなく、日系企業で働きたいミャンマーの方に対してのキャリアカウンセリングや支援なども行いました。

日系企業に関しては当時はコミュニティがとてもこじんまりしていたので、助け合っていたということもあり、お仕事もご紹介いただいたりと大変助けていただきました。

また難しかったこともあります。ワーカーさんや一般事務職の方向けの採用はなんとかなるのですが、マネージャークラスの採用がとても難しかったです。軍事政権の影響で、国外に飛び出していた方向けです。

中には本当に優秀な30～40代の方々がいらっしゃり、民主化されたミャンマーに帰国して働きたいというニーズがあったのですが、シンガポールやドバイ、マレーシアで働いているため、給与水準など折り合いがつかなかったのです。

日系企業としても優秀なマネージャー層を探していたのですが、シンガポールだと月に4,000USD（約42万）程度もらっている方たちもいたので、日系企業が求める水準とは大きく異なり採用が大変だったと記憶しています。

パソナグループで働くことになり新天地タイへ

－－パソナで仕事を働くことになったきっかけは？

ミャンマーで仕事をしている中で、パソナタイからご縁をいただいたことがきっかけです。個人的にも興味がありパソナタイにジョインし、バンコク事務所に所属となりました。

－－パソナタイに所属！タイでのお仕事はいかがだったでしょうか？

パソナタイでは、前職の経験を活かすことができる、周辺国での市場調査や、タイ国内では日系企業向けに人材紹介や、現地採用で働きたい日本人方向けのキャリアカウンセリングなどを行っていました。

その後に新天地のベトナムハノイ事務所に移ることになります。

■日本でのサラリーマン生活を経て、ミャンマー→タイ→ベトナムと人材畑で飛び回る江口さん、後半　vol.2 では現在のパソナテックベトナムでのハノイ事務所・ホーチミン事務所での生活をお送りします。→vol.2へ